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輝 く 君 が 好 き だ か ら


「亜久津。お前さ、いい加減に真面目にやれよ」
 ついに言ってやった。
 けれども、おなかの中に息がたまって苦しい。息苦しさを感じるのはなぜだろうか。
 キッと向けた視線の先にはいすにふん反り返る亜久津がいる。
(ああくそなんだってこいつが)
 そのいすは確かうちの顧問ものであるはずだ。
 それなのに、なんだってこいつが。
 にらまれる。
 負けじとこちらもにらみ返す。
 フイと目をそらされて、手が動いた。
 理由は8割方あれだ。
「やめろ」
 手のものをひったくってやった。
 それは、自動販売機などでもよく見るありふれたパッケージの煙草だった。
「あぁ?」
 こんな威嚇するような目をしてさ、煙草は体に悪いから吸っちゃ駄目なんだよ。
 未成年の俺たちだったら成長が止まっちゃうし、女の子だったら生まれてくる赤ちゃんに悪い影響を及ぼすんだよ。ってそういうことじゃなくて、何をどういえばいいんだろう。個人の自由は尊重されるべきだし、あ、でも、触法行為は尊重しちゃいけないか。



「あのさ、」
 声を絞りだす。
 駄目だ駄目だ、声に出してはいけない。知ってるから。知ってるのに。
 けれど、気持ちとは裏腹に口は動く。



「お前さ、何でここにいるんだよ」
 嫌だ気まずい。そんな事を言いたいわけではない。聞きたいのはそういう事かもしれないけど、でも違う。
 悲しそうな目……をしているのは一体どっちだよ。
 ああもうクソ、頭をかきむしる俺、ってあーもうなんで俺なんだよ、わけがわからない。
 亜久津は俺の手から抜き取った煙草の箱を開けるでもなく、ただ弄んで。
 ああもうただ腹が立つ。
 再び亜久津から箱を取り上げようとしたときに、指先同士が触れ合ってしまって、動揺のあまり反射的に手を引っ込めてしまった。
 顔がカッと熱くなるのを感じた。



 一瞬驚いた顔をした後に、亜久津はいすから立ち上がって俺の頭を軽く小突いてキィと錆び付いた音のするドアを開いて部室から出ていった。



 今、鏡を見てみたら、おそらく泣笑いみたいな顔になっているんだろうなと思った。




 電柱人さんに捧げさせてもらいました。
 常に、こういう、意味不明なので、申し訳ないです。(でも、精一杯頑張りました。力の限りは尽くしました)
 はい。懺悔します。
 タイトル、どこかのサイトさんの詩でいいなぁ、と思って印象に残ったので使わせてもらいました。(でも正直どのサイトさんか分からないです)
 甲子園の詩の一部だったような気がするのですが……?
 いいなぁ、いいなぁ。爽やかだなぁ。スポーツ漫画っぽいなぁ。(テニプリがね)
 詩のサイトさんを回ってたら、すごくステキな言葉があちらこちらに散らばっているのでとても楽しいです。(誰か専属で私に書いてくれないかなぁ)(無理だ)


MIKO ...2004/08/24